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国籍に疑義、「中国のスパイ」疑惑…フィリピンのアリス・グオ前町長を逃亡先のインドネシアで拘束

読売新聞 / 2024年9月5日 0時1分

アリス・グオ氏=バンバン町ウェブサイトから

 【ハノイ=安田信介、ジャカルタ=作田総輝】フィリピン入国管理局は4日、中国系犯罪組織に関与した疑いなどで比北部バンバン町長を解任されたアリス・グオ氏が、インドネシアで警察当局に拘束されたと発表した。グオ氏は中国国籍とされ、比国内で「中国のスパイ」との疑惑が出ていた。

 インドネシアメディアによると、グオ氏は3日夜、ジャカルタ近郊で警察当局に拘束され、警察の施設に移された。今後、フィリピンに送還されるとみられる。

 グオ氏は3月、バンバン町の中国系オンラインカジノが人身売買などの疑いで摘発された際、操業に関与していた疑いが浮上した。上院が調査を進める中でグオ氏の国籍に疑義が生じ、比国家捜査局は6月末、2003年に入国した中国国籍の人物と同氏の指紋が一致したと明らかにした。

 上院の調査によると、グオ氏には病院での出生記録やフィリピンで学校に通った記録がないなど、22年に町長選で当選する前の経歴は不明な点が多いという。

 グオ氏は上院への公聴会への出席を拒否し、上院が逮捕を命じた後、国外へ逃亡したとみられる。

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