ボルボ、２０３０年までに全新車をＥＶにする目標撤回…充電ステーション整備遅れや購入補助打ち切りで

ボルボの店舗

　【ロンドン＝中西梓】スウェーデンの自動車大手ボルボ・カーは４日、２０３０年までに全新車を電気自動車（ＥＶ）にする目標を撤回すると発表した。充電ステーションの整備の遅れや各国政府のＥＶ購入補助金の打ち切り、各国政府・地域によるＥＶへの追加関税措置などによって、今後の見通しが不透明になったためとしている。

　新たに設定した目標では、３０年までに販売する新車の９割以上をＥＶかプラグイン・ハイブリッド車（ＰＨＥＶ）とし、最大１割をハイブリッド車（ＨＶ）とする。