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USスチール、日本製鉄による買収「不成立」なら製鉄所閉鎖・本社移転の可能性…CEOが反対派を批判

読売新聞 / 2024年9月4日 22時45分

米ペンシルベニア州のUSスチール工場=ロイター

 【ニューヨーク=小林泰裕】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは4日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収が成立しない場合、同社が製鉄所を閉鎖し、本社をペンシルベニア州ピッツバーグから移転する可能性があると報じた。USスチールのデビッド・ブリット最高経営責任者(CEO)が同紙のインタビューに応じた。

 ブリット氏はインタビューで、日鉄によるUSスチールの製鉄所への投資について「競争力を維持し、雇用を守っていく上で非常に重要だ」との認識を示した。一方で、買収に対する反対派を「不可解で混乱を招く」と批判した。

 USスチールの買収を巡っては、米大統領選で民主党候補のカマラ・ハリス副大統領が2日、「米国が運営する企業であり続けるべき」と慎重姿勢を示した。カマラ氏の発言を受け、3日のニューヨーク株式市場でUSスチールの株価は6%下落した。

 共和党候補のドナルド・トランプ前大統領も買収に反対しているほか、全米鉄鋼労組(USW)も反対している。USスチールとしては製鉄所の閉鎖や本社移転を示唆することで、これらの関係者から譲歩を引き出す狙いがあるとみられる。

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