車いすテニス上地結衣の銀メダル以上確定、難敵との接戦制す…単複とも決勝進出

女子シングルスで決勝進出を決めた上地結衣（４日）＝木佐貫冬星撮影

　パリパラリンピックは４日、車いすテニスの女子シングルス準決勝が行われ、第２シードの上地結衣（３０）（三井住友銀行）が、第３シードのアニク・ファンクート（オランダ）を６―０、４－６、６－４で下し、６日の決勝に進むとともに、銀メダル以上を確定させた。上地は田中愛美（長谷工コーポレーション）と組んだダブルスでも決勝に進んでいて、単複２種目で初の金メダルを目指す。

　四大大会３勝の難敵相手に上地が激戦を制した。第１セットは付け入るスキを全く与えずにわずか２０分で奪ったが、第２セット以降は、サーブゲームをブレイクされる展開が続く。第２セットは失ったが、第３セットの第９ゲームのサービスをなんとかキープすると、第１０ゲームはラブゲームでブレイクし、２時間４分の熱戦に終止符を打った。

　四大大会８勝のうち、会場が今大会と同じ全仏オープンで４勝を挙げる上地。得意のコートで、初の金メダルまであと１勝とした。

　決勝は６日の日本時間午後８時３０分から行われる。