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普天間移設に反対の沖縄県、サンゴ移植先の海域で潜水調査…「大規模な白化」確認へ

読売新聞 / 2024年9月5日 0時41分

 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する計画を巡り、県は4日、埋め立て予定の大浦湾側に分布するサンゴ約8万4000群体の大半を移植する東側の海域で、大規模な潜水調査を初めて実施した。現場海域ではサンゴの白化現象が報告されており、移設に反対する県は、移植先として適さないとする調査結果を示すことで移設阻止につなげたい考えだ。

 防衛省沖縄防衛局は2022年7月、県にサンゴの移植許可を申請した際、「大規模な(サンゴの)白化がない」といった移植先の条件を提示。条件を満たさない場合、同局は、有識者らでつくる委員会から助言や指摘を受けるとしている。

 沖縄本島は今夏、台風接近の影響が少なく、周辺海域では海水温が上昇し、各地でサンゴの白化が確認されている。移設を巡る県と国との訴訟は県の敗訴でほぼ決着。潜水調査の結果を踏まえ、県は環境配慮の観点から移植中止を求める行政文書を発出し、移設にストップをかけたい狙いがある。調査結果は1か月程度でまとまる見通し。

 沖縄防衛局は「サンゴの白化の状況について調査を行い、移植作業を中断している。引き続き、環境の保全に配慮しながら(移設)事業を適切に進めていく」としている。

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