無印良品、トヨタから本革などの廃棄品仕入れ小物に加工・販売…「アップサイクル」取り組みで

無印良品

　生活雑貨「無印良品」を展開する良品計画は、トヨタ自動車から本革などの廃棄品を仕入れて加工した小物を、９月中旬以降に東京と大阪の計３店舗で販売する。廃材などを加工して製品化する「アップサイクル」の取り組みの一環。

　トヨタは、傷が入るなどして座席に張り合わせるには適さない本革やシートベルトの切れ端など、工場で出る廃材を集めてペンケースやカバンなどに製品化している。良品計画が販売などで協力する。

　良品計画は１３日以降、無印の新宿靖国通り（東京）、新宿通り（同）、グランフロント大阪の３店舗で順次、販売イベントを開催する。１０００～３０００円程度のキーホルダー、パスケース、キーケースの３商品を販売する。

　アップサイクルの取り組みは増えており、全日空商事は８月から航空機の座席で使われたシートベルトと金具を再利用したバッグを販売。ジェイアール東海商事は、新幹線のグリーン車のシート生地を加工したスリッパを販売する。