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上地結衣、2時間の熱戦「車いすと体が本当に一体化して打てた」…ライバルのデフロートと決勝へ

読売新聞 / 2024年9月5日 11時48分

女子シングルスで、2大会連続の決勝進出を決めた上地結衣(4日)=木佐貫冬星撮影

 【パリ=読売取材団】第17回夏季パラリンピック・パリ大会は第8日の4日、車いすテニス女子シングルス準決勝で、上地結衣(三井住友銀行)が6―0、4―6、6―4でアニク・ファンクート(オランダ)に競り勝ち、2大会連続の決勝進出を決めた。男子ダブルスでは、小田凱人(18)(東海理化)、三木拓也(35)(トヨタ自動車)組がスペインペアに勝って決勝に進んだ。

攻めの姿勢貫き、因縁の相手破る

 瞳は潤んでいた。30歳の上地がフルセットの末、東京大会に続く決勝進出。「まだ早いのはわかりつつも、ちょっと感情が出てしまった」。日本屈指の実力者が、照れ笑いを浮かべた。

 7月の英ウィンブルドン選手権準決勝で、フルセットの末に敗れたファンクートとの再戦。最終第3セットは、一時リードを奪われたものの、攻めの姿勢を貫いた。「しっかりと思ったところに打ち切ることを意識した」。第9ゲーム、厳しいコースに打ち込んでキープすると、続くゲームをブレイクして2時間超の熱戦を決着させた。

 決勝の相手は、東京の雪辱が懸かるディーデ・デフロート(オランダ)。上地は、決然と言った。「今日の最後の2ゲームくらいは、車いすと体が本当に一体化して打てたショットがあった。自分が、どれだけ打ち切れるかが鍵になる」。夢の実現へ、ラケットを振り抜くのみだ。(平地一紀)

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