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待ち受け画面は「9メートル」のマルクス・レーム、4大会連続「金」にも物足りなさ

読売新聞 / 2024年9月5日 19時59分

男子走り幅跳びでパラリンピック4連覇を達成したマルクス・レーム(4日)=須藤菜々子撮影

 4日に行われたパリパラリンピック陸上の男子走り幅跳び(義足T64)決勝でマルクス・レーム(独)が8メートル13でパラリンピック4連覇を果たした。

 大観衆に手拍子を促すと、カモン!と自身を鼓舞して助走に入る。地を飛ぶように流れるストライドで、8メートル超えの跳躍を連発した。4連覇を果たしたレーム。8メートル13の記録に「パラリンピック記録(8メートル21)は出したかった」と物足りなさをにじませた。

 昨年自己の世界記録を8メートル72に更新するなど、36歳という年齢の限界を感じさせない進化を見せる。視線の先にあるのは1991年の世界陸上でマイク・パウエル(米)が出した世界記録8メートル95だ。自身の携帯電話の待機画面には「9メートル」の文字を入れている。

 以前、もし健常の脚をあげると言われても、自分は断ると語っていた。積み上げてきた努力と経験は、何にも代えがたいからだという。違いを超えた社会を目指す、王者としての誇りがそこにある。(結城和香子)

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