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「もらえるものはもらって帰ろう」…200個メの木下あいら、自由形メダリストとの約束果たす

読売新聞 / 2024年9月5日 19時39分

女子200メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した木下あいら(4日)=古厩正樹撮影

 4日に行われたパリパラリンピック競泳女子100メートル自由形(視覚障害S12)決勝で、辻内彩野(三菱商事)が1分1秒05で銅メダルを獲得した。同日の予選で樹立した日本新と並ぶ日本タイ記録だった。女子200メートル個人メドレー(知的障害)決勝では、木下あいら(同)が2分25秒96で銅メダルに輝いた。

 前半を終えて4番手につけた木下は、後半勝負と決めていた。平泳ぎでスピードに乗り、前の選手を一気に抜き去る。最後の自由形も粘ってメダル圏をキープ。「すごく調子がいいわけではなかったけど、全力で泳げた。積み上げたものが出せた」。初出場での銅メダルに、笑みがこぼれた。

 レース前、仲間の辻内と「もらえるものはもらって帰ろう」と約束。その辻内が直前のレースで銅メダルに輝くのを映像で見て「自分も、と気持ちが入った」。

 おとなしい性格だが、「泳ぎに対してのポリシー、自分の理想はこうだという強い思いを持っている」と谷口裕美子コーチ。有望選手を発掘する国の「ジャパン・ライジング・スター(J―STAR)・プロジェクト」に自ら応募してパラ競泳の世界に飛び込んだ。パラの競技会に本格参戦してまだ2年ほど。「応募してよかったな」。メダルを手に語った。(森井智史)

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