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ハンセン病療養所の入所者へ旧陸軍などが薬剤「虹波」投与、多磨全生園と大島青松園でも計355人

読売新聞 / 2024年9月5日 20時53分

多磨全生園(2019年5月31日撮影)

 旧日本陸軍などが国立ハンセン病療養所・菊池 恵楓園 けいふうえん(熊本県合志市)の入所者に投与し、死亡例が出たと疑われる薬剤「 虹波 こうは」について、別の二つの療養所でも投与されていたことがわかった。多磨全生園(東京都東村山市)と大島青松園(高松市)の計355人で、国立ハンセン病資料館(東村山市)で記録をまとめた資料が見つかった。

 資料は、日本皮膚科学会が1947年に刊行した学会誌「皮膚科性病科雑誌」。同誌によると、多磨全生園では時期は不明だが、175人に投与された。うち72人は合併症などを理由に3か月以内で中止され、その他は4~8か月間にわたって継続された。大島青松園では44~46年、180人が対象となった。

 虹波は写真の感光剤を合成した薬剤で、ハンセン病の治療に向けて臨床試験が行われた。

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