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緊迫の火事現場で玄関ダメ、窓からの救出はとっさの判断…姉妹を救出した男性「体が自然と動いた」

読売新聞 / 2024年9月6日 9時57分

感謝状を受け取った池田さん(前列中央、広島市東区で)

 火災が起きた住宅から小、中学生の姉妹2人を救出したとして、広島市東消防署と広島東署は、同市東区の会社員池田孝志さん(57)に感謝状を贈った。

 消防などによると、池田さんは7月13日午後2時15分頃、自転車で同市東区矢賀を通りかかった際、「バーン」という破裂音とともに、住宅の玄関先から2階にかけて炎が上がるのを発見。「カーテンに人の手が当たったのが見えた」と、一目散に駆けつけた。

 台所の窓からのぞくと、住宅には小学生と中学生の姉妹2人と両親がおり、火が回っていた玄関からは逃げられなかったため、池田さんが窓から姉妹2人を助け出した。その後、両親も自力で窓から脱出。住宅は全焼したが、池田さんのとっさの判断が命を救ったという。

 池田さんは、マツダの関連会社「マツダエース」警備防災部所属の警備員。8月20日、東消防署で感謝状を受け取った後、「人が中にいるとわかった途端、体が自然と動いた。普段警備員として訓練をしていたのが役立ったのかな」と笑顔を見せた。

 東消防署の原崇副署長は「数分遅れたら助からなかったかもしれない。緊迫した現場ではなかなか動けないが、勇気をもって迅速に助けに向かっていただき感謝する」と話した。

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