ボッチャ「混合チーム」、日韓戦制し「銅」…杉村英孝「険しい道のりだった」

ボッチャ混合チームで銅メダルを獲得した（前列右から）広瀬隆喜、遠藤裕美、杉村英孝（５日）＝時事

　パリパラリンピックは５日、ボッチャの混合チーム（脳性まひ）３位決定戦が行われ、日本（遠藤裕美＝福島県協会、広瀬 隆喜 (たかゆき)＝西尾レントオール、杉村英孝＝ＴＯＫＩＯインカラミ）は韓国を８―３で破り、銅メダルを獲得した。日本はインドネシアに０―９で敗れた４日の準決勝から立て直し、団体種目で３大会連続のメダルとなった。

　日本代表「火ノ玉ジャパン」が韓国に快勝し、銅に輝いた。準々決勝のブラジル戦では接戦をものにし、杉村は「険しい道のりだった。金メダルに届かず悔しさはあるが、諦めずにみんなで戦えた。金よりも価値ある銅」と胸を張った。観客や仲間を含め、「みんなの思いをつないで」チーム力でつかんだ勝利。「そんなボッチャの面白さを広めたい」。だから戦い続けるのだという。