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スキーと「二刀流」の柔道半谷静香、4度目パラで初の表彰台…「持って帰るメダル取れ安心した」

読売新聞 / 2024年9月6日 0時55分

女子48キロ級で銀メダルの半谷静香(左)(5日)=木佐貫冬星撮影

 5日に行われたパリパラリンピックの柔道女子48キロ級(全盲)決勝で 半谷 はんがい静香(トヨタループス)がウクライナ選手に一本負けし、銀メダルだった。

 最後は一本負けで頂点を逃したが、4度目の出場で初の表彰台に立った半谷は、「関わってくれた人たちに持って帰るメダルができて安心した」と喜んだ。

 相手は2021年東京大会52キロ級銅メダルの実力者。緊迫した攻防の中、一瞬の隙を突かれた。それでも、日本勢で初めて決勝の舞台に立ち、懸命に戦い抜いたことに胸を張った。「終わった瞬間は悔しい気持ちが勝っていたけれど、自分がやりたいことをやって負けたんだと思う」。最後は対戦相手と抱き合い、互いの健闘をたたえた。

 福島県出身。過去3度のパラは7位、5位、5位でメダルに届かなかったが、東京大会後に「弱視」と「全盲」と障害の程度でクラスが分かれ、「全盲」に割り振られたことが転機となった。冬には距離スキーとの「二刀流」に挑戦し、重心移動など繊細な動きに磨きをかけてきた努力が報われた瞬間だった。

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