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重圧で練習中に「大号泣」していた21歳和田なつき、強敵倒し歴史的金メダル…パラ卓球

読売新聞 / 2024年9月6日 1時9分

卓球女子シングルスで優勝し、笑顔を見せる和田なつき(5日、パリで)=古厩正樹撮影

 パリパラリンピックは5日、卓球の女子シングルス(知的障害)決勝で和田なつき(内田洋行)が前回大会金メダリストを3―1で破り、この種目で日本勢初の金メダルをつかんだ。準決勝で古川佳奈美(えん・コミュニケーションズ)はフルゲームで競り負けたが、3位決定戦がないため、銅メダル獲得が決まった。

 決勝は我慢比べ。東京大会の金メダリストで、粘り強く返球してくるカット型の相手に、和田は緩急を駆使してラリーをつなぎ、機をみて打ち込む。第1ゲームを失ってから、一気に3ゲームを連取した。

 大会で勝つたびに増す重圧から、前日の練習中は「もう何もできない」と「大号泣」していたという。この日は朝も泣いて、午前の準決勝に勝ってまた涙。決勝では、支えてくれる家族や周りの人たちに「ここまで頑張っているんだよ」という姿を見せたかったという。弱気になって何度も泣いても、最後まで強敵に挑み、打ち勝った。

 懸命に競い合った姿は、見る者だけでなく、これからの自分への何よりのエールになるはずだ。(杉野謙太郎)

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