ゴールボール男子、日本が初の金メダル…延長で佐野優人が「決勝ゴール」

パリパラリンピックのゴールボール男子決勝、喜ぶ佐野優人（５日）＝ロイター

　パリパラリンピックは第９日の５日、ゴールボール男子決勝が行われ、日本がウクライナを延長の末に４―３で破り、初の金メダルを獲得した。ゴールボール日本勢としては、２０１２年ロンドン大会の女子以来１２年ぶり。今大会の日本選手団としては、８個目の金メダルとなった。

　初の決勝進出を果たした世界ランキング６位の日本。１次リーグでは８－９で敗れていた世界８位のウクライナに対し、開始４分ほどで、金子和也（Ｓｋｙ）のゴールが生まれ先制。直後に宮食行次（コロプラ）も得点するなどし、優位に立った。ただ、ウクライナも粘り、２－２で前半の１２分を終えた。後半も開始４分ほどで佐野優人（日本国土開発）がゴールを決めリードを奪ったが、残り２分ほどで追いつかれた。

　そして、ゴールデンゴール方式の延長前半、１分半ほどで佐野がゴールを決めて、歓喜の瞬間を迎えた。