名古屋場所で１０度目Ｖの横綱照ノ富士、秋場所休場…師匠「夏巡業中に左膝を痛めたことが大きい」

名古屋場所で湘南乃海（右）を押し出しで下した照ノ富士（７月２１日）＝大塚直樹撮影

　大相撲の横綱照ノ富士関（３２）（伊勢ヶ浜部屋）が、８日に両国国技館で初日を迎える秋場所を休場することが決まった。６日の取組編成会議後に発表された初日の取組に入らなかった。照ノ富士関の休場は夏場所以来２場所ぶりで、秋場所は横綱不在の場所となる。

　師匠の伊勢ヶ浜親方（元横綱旭富士）によると、横綱から休場の申し出があったといい、「調整が間に合わなかった。夏巡業中に左膝を痛めたことが一番大きい」と説明した。

　照ノ富士関は休場明けの名古屋場所で１０度目の優勝を飾ったが、夏巡業中に左膝を負傷。番付発表後も相撲を取る稽古を再開出来ず、持病の糖尿病も悪化し、体重が１０キロ以上減少してしまったという。伊勢ヶ浜親方は「やりたい運動が出来ない状態になってしまっている。これからは秋巡業に向けての調整になると思う」と話した。