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エース宮食行次「女子以上に注目してもらえるようにと」…ゴールボール男子、悲願の初優勝

読売新聞 / 2024年9月6日 12時50分

ゴールボール男子決勝で、ゴールを守る萩原直輝(左)と金子和也(5日、パリで)=木佐貫冬星撮影

 第17回夏季パラリンピック・パリ大会は第9日の5日、ゴールボール男子決勝で日本がウクライナを延長の末に4―3で破り、初の金メダルを獲得した。

 先に得点すれば試合が決まるゴールデンゴール方式の延長戦。日本は1分過ぎ、佐野優人(24)(日本国土開発)の力を込めた一投がゴールネットを揺らした。ゴールボール男子日本代表に、初めての歓喜の瞬間が訪れた。

 試合は常に日本が先行し、ウクライナが追いつく展開。相手の粘りに苦しんだが、浮足立つことはなかった。攻撃的布陣から守備を意識した布陣へ、またその逆へ――。点差や時間帯によって交代選手を次々と送り出し、控えを含めた6選手の強みを生かす戦術で、勝ち越し点は許さなかった。

 ライトとレフトのポジションをこなす主将の金子和也(24)(Sky)が象徴的な存在だ。この日は序盤に先制点を挙げると、攻守に躍動した。準々決勝敗退に終わった東京大会後の3年間、時間をかけて作り上げたチームの強みを随所に発揮した。

 「女子以上に注目してもらえるようにと思っていた。迫力あるプレーなど男子の面白さが伝わればいい」とエースの 宮食 みやじき行次(29)(コロプラ)。これまでは女子の陰に隠れていたが、初めて手に入れたメダルは最高の輝きを放っていた。(畔川吉永)

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