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8歳女児、「不適切保育でPTSD発症」「死ぬほど怖かった」と通っていた保育所と保育士を提訴

読売新聞 / 2024年9月6日 13時30分

松江市

 松江市内の認可保育所で不適切な保育を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、元園児の女児(8)が保育所の運営法人「しらゆり会」(松江市)と当時の担任だった保育士に対し、慰謝料など約430万円を求める訴訟を地裁に起こした。

 訴状などによると、女児は2018年に入園し、21年4月に年長クラスに進級した。女児はこの担任の保育士から、トイレに閉じ込められたり、園庭などで立たされたりしたという。

 女児は次第に登園を嫌がるようになり、同年8月に転園。その後、小学1年だった23年1月から当時の保育について「死ぬほど怖かった」と話すようになり、今年に入ってPTSDと診断されたとしている。

 女児の両親は5日、松江市内で記者会見を開き、「子供がつらい思いをしたことを法人や保育士に認識してほしい」と話した。一方、しらゆり会は読売新聞の取材に対し、「市の監査や法人の内部調査でも、園児への虐待の事実は確認されなかった。原告の主張は極めて遺憾だ」としている。

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