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クシュタールの買収提案は企業価値を「著しく過小評価」、セブンが回答書簡を送付

読売新聞 / 2024年9月6日 11時48分

セブン&アイ・ホールディングスのロゴ

 セブン&アイ・ホールディングスは6日、買収提案を受けていたカナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールに対し、提案内容は企業価値を「著しく過小評価している」とする書簡を送ったと発表した。今回の提案については賛同しないが、今後も提案があれば「 真摯 しんしに検討する」としている。

 書簡によると、クシュタールの提案は、セブン&アイの全株式を1株あたり14・86ドルで取得する内容だった。現在の円相場で単純計算すると、取得総額は約5兆5000億円となる。セブン&アイは米国事業などを念頭に置いて「数々の戦略的施策を通じ、株主価値を顕在化し得る」と強調し、クシュタールによる企業価値の評価が不十分だと反論した。

 両社の米国での店舗数は、セブン&アイが1位、クシュタールが2位となっている。仮に買収が実現しても、米国の独占禁止法に抵触する恐れがあり、書簡では「米国の競争法当局との関係で直面するであろう重要課題について適切に考慮されていない」とも指摘した。

 セブン&アイは8月19日、クシュタールから買収提案を受けたと明らかにし、特別委員会が内容を検討していた。今回の提案は受け入れなかったが、クシュタールはセブン&アイの米国店舗網に強い関心を持っているとされ、今後も継続的な協議が続くとみられる。

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