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不登校で始めた卓球で瞬く間に金メダル、和田なつきのシンデレラストーリー「勇気出して一歩踏み出して」

読売新聞 / 2024年9月6日 12時15分

女子シングルスで金メダルに輝き、笑顔を見せる和田なつき(5日)=古厩正樹撮影

 パリパラリンピックは5日に行われた卓球女子シングルス(知的障害)決勝で、和田なつき(内田洋行)が前回大会金メダリストを3―1で破り、全種目を通じて日本女子初の金メダルをつかんだ。シングルスでは男女を通じて日本勢初の金メダル。第1ゲームは8―11で落としたものの、その後は11―8、11―4、11―4で3ゲームを連取した。

きっかけはダイエット、19歳でデビュー

 不登校だった中学生の時にダイエットのため卓球を始め、国際大会のデビューは一昨年、19歳の秋。その約1年後には中国・杭州でのアジアパラ大会で優勝。和田のシンデレラストーリーにはまだ続きがあった。

 決勝は第1ゲームを奪われても、カット型の相手の打球に「慣れることが大事。大丈夫」と、まったく慌てなかった。安定したラリーで相手を前後左右に揺さぶり、要所で強打を打ち込む。第3、4ゲームは連続得点で突き放し、3ゲームを連取して逆転勝ち。21歳の新女王は「すごく幸せです」と笑顔を見せた。

 かつての自分と似た思いをしている子たちに、伝えたいことがある。「家にいるだけが世界じゃないかなと思う。勇気を出して一歩踏み出してほしい」。驚くばかりの変身を遂げた、ヒロインのメッセージだ。(杉野謙太郎)

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