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宝塚劇団員の死亡巡り、歌劇団に労働基準監督署が是正勧告…時間外労働277時間と遺族主張

読売新聞 / 2024年9月6日 12時22分

宝塚大劇場

 宝塚歌劇団の そら組に所属する女性(当時25歳)が死亡した問題を巡り、歌劇団は6日、西宮労働基準監督署(兵庫県)から労働基準法違反で是正勧告を受けたと発表した。勧告は5日付。

 女性は昨年9月、自宅マンションで死亡しているのが見つかった。警察は自殺とみている。

 女性は歌劇団と業務委託契約を結び、契約上は自身の裁量で仕事を進めるフリーランスと呼ばれる立場だった。しかし、契約上、レッスンなどへの参加を義務づけられ、出演の作品や期間、配役に異議を申し立てることはできず、承諾を得ずに外部で演技や歌を提供することも禁じられていた。

 遺族側は、女性は実質的に歌劇団の指揮命令下に置かれた労働者と主張。昨年9月に死亡するまで1か月間の「時間外労働」は、労災認定基準「過労死ライン」(月100時間)を大幅に超える277時間に上ったとしていた。

 歌劇団は「是正勧告を重く受け止め、適正に対処するとともに、改革に向けた取り組みを続ける」とコメントを発表した。

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