インド初のパラ柔道メダリスト、ＪＩＣＡ海外協力隊員のコーチに感謝「心を教わった」

パラ柔道でインド勢初のメダリストになったカピル・パーマー（左）＝ロイター

　パリパラリンピックで５日に行われた柔道の男子６０キロ級（全盲）で銅を獲得し、パラ柔道でインド勢初のメダリストとなったカピル・パーマー。国内では柔道もパラスポーツもまだ認知度が低いといい、「メダルを取れて誇らしい。これが普及のきっかけになれば」と語った。

　２０２２年から、国際協力機構（ＪＩＣＡ）の海外協力隊員として派遣された長尾宗馬コーチに師事。技術に加えて「規律など、柔道の心を教わった」という。急成長を遂げた２４歳は、３６年五輪・パラリンピックの招致を表明しているインドの新たな星ともなりそうだ。