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AIや生命科学など、高度な研究担う博士を増やせ…文科省が大学院14校を7年間財政支援へ

読売新聞 / 2024年9月6日 15時0分

文部科学省

 文部科学省は2025年度から、博士人材を増やすため、高度な研究を行う大学院への支援を強化する方針を固めた。AI(人工知能)や生命科学など技術革新が期待される分野で優秀な研究者の育成を目指す。文科省は来年度予算の概算要求に70億円を盛り込んだ。

 新たな支援事業は、5年一貫の博士課程をもつ国公私立の大学院が対象。産業界や国内外の教育機関と連携し、博士人材を育成している大学院を14校指定し、7年間財政支援する。

 研究は、生命科学や機械工学など複数の領域にまたがる分野や、情報技術など産業の創出が見込まれる分野が想定される。

 文科省は今年3月、人口100万人当たりの博士号取得者数を2040年までに3倍に増やす「博士人材活躍プラン」を策定しており、今回の大学院支援は柱の一つとなる。

 博士課程の入学者は、この20年間で2割減少し、海外主要国との差が開く一方だ。就職先で専門性に見合った処遇が受けられないといった理由から、学生が博士課程を敬遠しているとされる。

 一方、世界的には博士号取得者の獲得競争が激化しており、文科省は「博士離れ」に歯止めをかけ、日本の研究力を引き上げたい考えだ。

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