プーチン氏「ハリス氏を支持」「バイデン氏を推していたが撤退してしまった」…米補佐官は不快感

ロシアのウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」の全体会合で演説するプーチン大統領（５日）＝ＡＰ

　【ワシントン＝池田慶太】ロシアのプーチン大統領が１１月の米大統領選で「ハリス副大統領を支持する」と発言し、米国のジョン・カービー大統領補佐官は５日、記者団に「次期大統領を決めるのは米国民だ」と不快感を示した。

　米政府は４日、大統領選に干渉しているとして露国営メディア「ＲＴ」の編集長らを制裁対象に加えたばかり。カービー氏はこれを念頭に「プーチン氏は、干渉をやめてくれると大変ありがたい」とも語った。

　タス通信によると、プーチン氏は５日、露極東ウラジオストクで開催された「東方経済フォーラム」で米大統領選について質問され、冗談交じりに回答した。プーチン氏が「我々はバイデン大統領を推していたが、彼は撤退してしまった。バイデン氏はハリス氏の支持を呼びかけており、我々もそうする」と述べると、会場からは笑いが起きた。