明治のヨーグルト製品工場、厚木市に新設・集約…神奈川・宮城・埼玉の現３工場の生産を順次中止

明治の代表的なプレーンヨーグルト「明治ブルガリアヨーグルト」

　明治は６日、ヨーグルト製品を製造する新工場を神奈川県厚木市に建設すると発表した。２０２７年３月の生産開始を予定し、東日本の工場３か所は生産を中止する。

　約４００億円を投じて建設する新工場では、プレーンヨーグルトやヨーグルト飲料を製造する。健康志向の高まりで消費者のニーズは多様化しており、多品種の生産に対応した設計とする。年間でヨーグルト製品の売上高の約２割の生産を見込む。

　これらの商品を製造していた神奈川、宮城、埼玉の各県にある３工場では、２５年以降、順次生産を中止する。これまでは施設の老朽化などで新たな製造設備が入れられず、ニーズへの対応が課題だった。固定費を削減し、生産を効率化する。