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チェルシーは北海道の味に…3月末に全国販売終了、道内限定の土産品として復活

読売新聞 / 2024年9月7日 6時57分

函館市の五稜郭タワーで販売されている新チェルシー(3日)

 今年3月末に販売終了した明治のキャンディー「チェルシー」が、北海道内限定の土産品として生まれ変わった。同社のグループ会社、道南食品(函館市)が北海道産の発酵バターと生クリームなどを使い、生キャラメルのような軟らかい食感に。3日の販売初日には、函館市の五稜郭タワーの土産品売り場でも試食が行われ、観光客が新たな「北海道土産」を買い求めていた。

 チェルシーは1971年、英スコットランドの伝統菓子を参考に「バタースカッチ」「ヨーグルトスカッチ」の2種類で販売を開始。「♪ホラ、チェルシー もひとつチェルシー」というCMソング(作詞・安井かずみ、作曲・小林亜星)とともに全国に知れ渡りロングセラーとなったが、市場環境の変化で売り上げが落ち込み、今年3月末で53年の歴史に幕を下ろした。

 明治が半世紀余り続いた「チェルシーブランド」の継続を模索し、キャラメルを製造するグループ会社の道南食品に打診。同社は、2016年に販売を終了した明治の「サイコロキャラメル」を、北海道限定の土産菓子として復活させた実績があり、3月から開発を開始した。生キャラメルに、チョコレートや生クリームを混ぜ合わせて「ガナッシュ」状にすることで、従来のチェルシーとは違う、口溶けの良い食感とチェルシー本来の風味を両立させた。

 新商品は「北海道 生食感チェルシーバタースカッチ味」で、販売当初の味を引き継いだ。JR函館駅や函館空港、金森赤レンガ倉庫をはじめ、新千歳空港、札幌、旭川、釧路など全道の観光関連施設や主要ホテルで順次販売されている。

 担当者は「道産素材にこだわった、北海道だけの新しいチェルシーを味わってほしい」と話している。

 希望小売価格は864円(90グラム入り)。

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