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シャープ、数年以内にEV参入へ…後部座席が180度回転し子どもの遊び場として利用できる

読売新聞 / 2024年9月6日 19時58分

シャープのEVのコンセプトモデル「LDK+」(東京都港区で)

 シャープは6日、電気自動車(EV)事業に参入すると発表した。企画や開発を担い、受託生産を手がける親会社の台湾・ 鴻海 ホンハイ精密工業グループのプラットフォーム(車台)を活用する。17日と18日に東京都内で開く展示会で試作車を公開し、数年以内の参入を目指す。

 試作モデル「LDK+(エルディーケープラス)」は、全長約5メートルのワンボックスカーで、後方に大型のディスプレーがついている。後部座席が180度回転し、仕事や映画観賞、子どもの遊び場としても利用できるという。

 太陽電池も搭載する。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)技術を使い、自宅に駐車している時に、EVと家の電気利用の効率化が図れる。東京都内で開いた説明会で、種谷元隆・専務執行役員は「EVを一つの部屋ととらえた。家電メーカーとしての世界観を提案したい」と述べた。

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