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得意の1500mなくなり出場した100で銅メダル、佐藤友祈「次のロスは金」

読売新聞 / 2024年9月6日 20時57分

陸上男子100メートルで銅メダルを獲得した佐藤友祈(6日、サンドニで)=古厩正樹撮影

 パリ・パラリンピックは6日、陸上男子100メートル(車いすT52)決勝が行われ、佐藤友祈(モリサワ)が17秒44をマークして銅メダルを獲得した。男子400メートルの銀に続く今大会2個目のメダル。伊藤智也(バイエル薬品)が7位、伊藤竜也(新日本工業)は8位。男子円盤投げ(脳性まひF37・立位)決勝で新保大和(アシックス)は4位に入った。混合400メートルユニバーサルリレー予選で日本は全体4位で決勝に進んだ。

 パラリンピック2連覇を阻まれた400メートルの雪辱を期していた佐藤は100メートルでもマクシム・カラビン(ベルギー)に完敗。ただ、東京大会後の3年間の努力が銅メダルという形になったことについて、「今後も成長していけることは証明できた」と納得していた。

 東京大会で優勝した1500メートル(車いすT52)がパラリンピックの実施種目からなくなり、苦手にしていた100メートルに本格的に挑戦することに踏み切った。やると決めたらとことんまで追求するのが佐藤流。昨秋、オランダに渡り、車いす選手の指導に定評があるコーチの教えを受けたのも苦手のスタートダッシュを鍛えたい強い思いからだった。本命の400メートルの強化にもつながるとの考えもあった。

 この日、まずまずのスタートを切って隣のレーンのカラビンに必死に食らいついた。途中から一気に離されたが、あきらめず懸命に速度を保ったことで、わずかな差で3位に滑り込むことが出来た。100メートルを得意とする伊藤竜らを抑え、日本勢では最上位。「次の(28年)ロサンゼルス・パラでは100メートルでも金、400メートルでも金を達成したい」。次の目標に向けた佐藤の新たな出発の日になった。(畔川吉永)

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