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宝塚歌劇団に労基署が是正勧告、具体的な内容は明らかにせず…宙組女性死亡

読売新聞 / 2024年9月6日 22時12分

宝塚市の宝塚大劇場

 宝塚歌劇団の そら組に所属する女性(当時25歳)が死亡した問題を巡り、歌劇団と運営会社の阪急電鉄は6日、西宮労働基準監督署(兵庫県)から是正勧告を受けたと発表した。歌劇団は「是正勧告を重く受け止め、適切に対処するとともに、改革に向けた取り組みを続ける」とのコメントを発表した。

 歌劇団と電鉄、同労基署はいずれも勧告の具体的な内容を明らかにしていない。

 女性は昨年9月、自宅マンションで死亡しているのが見つかった。警察は自殺とみている。同労基署は昨秋以降、歌劇団に複数回立ち入り、労務管理の実態などを調べていた。

 女性は歌劇団と業務委託契約を結び、契約上は自身の裁量で仕事を進める「フリーランス」の立場だった。しかし、レッスンなどへの参加を義務づけられ、出演の作品や期間、配役に異議を申し立てることはできず、遺族側は女性が実質的に歌劇団の指揮命令下に置かれた「労働者」だったと主張していた。

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