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公明・山口代表退任、埋没懸念が背景…自・立の刷新図る動きに「公明だけ現状維持では党勢衰退避けられない」

読売新聞 / 2024年9月7日 7時50分

内外情勢調査会で講演する山口代表

 公明党の山口代表が交代し、石井幹事長が代表選に出馬する方向となったのは、自民、立憲民主両党がトップを代えて刷新を図ろうとする中、埋没への懸念が高まったためだ。「党の顔」を長年務めてきた山口氏の退任は次期衆院選に向けてリスクもはらんでいる。

 「状況をよく見極めることが大事だ。大きな流れは政界全体のリフレッシュと世代交代だ。そういうことも判断の要素としたい」

 山口氏は6日、東京都内の講演でこう述べ、岸田首相の退陣に触れた上で自身の交代を示唆した。

 公明は当初、衆院選へ万全を期すため、山口氏の続投を検討していた。一方で、過去最長の8期にわたって代表を務める山口氏には多選批判もあり、世代交代を求める声も根強かった。

 自民の総裁選や立憲民主の代表選は政策論争が事実上始まり、盛り上がりを見せている。他党に注目が集まる状況に、「公明だけが現状維持では、党勢衰退は避けられない」(党幹部)として急速に交代ムードが高まった。

 ただ、石井氏は次期衆院選で比例選から埼玉14区に転出し、選挙戦を勝ち抜くことが必須となる。仮に敗れれば代表としての資質が問われかねず、党としてもダメージを受けかねない。

 公明内には「石井氏にはほかの公認候補の応援のために全国を回る余裕はない」と危ぶむ見方もあり、山口氏が代表退任後も引き続き、各選挙区の応援に回り、石井氏を側面支援する案も浮上している。

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