公明党の石井幹事長、代表選出馬へ最終調整…山口代表は１０日に退任表明

石井啓一氏

　公明党の石井啓一幹事長（６６）は６日、２８日の党大会で実施される代表選に出馬する方向で最終調整に入った。山口那津男代表（７２）は退任し、公明は１５年ぶりとなる新体制に移行する。

　１８日の代表選告示日に立候補が１人だけの場合、党大会で信任投票が行われる。石井氏以外に出馬の動きはなく、１８日に石井氏の新代表就任が事実上、決定するとみられる。

　石井氏は６日の記者会見で「当然時期がくれば、世代交代をしていく。我が党は山口代表の判断を見守っている」と述べた。石井氏は党政調会長や国土交通相を歴任し、２０２０年９月から幹事長を務めている。

　山口氏は０９年に太田昭宏氏の後任として代表に就任し、過去最長の８期務めてきた。６日に東京都内で行った講演で、１０日に自らの代表選への対応を明らかにすると述べた。退任を表明する見通しだ。