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トランプ氏、不倫口止め料裁判の遅延戦術が奏功「魔女狩りは延期された」…量刑言い渡しは大統領選後に

読売新聞 / 2024年9月7日 10時10分

トランプ氏=AP

 【ニューヨーク=金子靖志】米国のトランプ前大統領が不倫の口止め料を不正に処理したとされる事件の裁判で、ニューヨーク州地裁は6日、量刑の言い渡しを今月18日から大統領選挙後の11月26日に延期すると発表した。トランプ氏は共和党候補として出馬する大統領選への影響を回避するため、裁判の進行を最大限遅らせる遅延戦術を展開しており、奏功した形だ。

 担当判事は延期の理由について、大統領選が11月5日に控える中、「手続き(量刑の言い渡し)が選挙に影響を与えようとしているとの誤解を避けるためだ」と説明した。トランプ氏は自身のSNSに「魔女狩りは延期された。誰もが不正などなかったと気づいたからだ!」と投稿した。

 この事件を巡ってトランプ氏は今年5月、大統領経験者として初めて刑事裁判で有罪の評決を受けた。

 量刑の言い渡し期日は当初、7月11日に設定されていた。だが、連邦最高裁が7月1日に大統領在任中の公的行為が免責されるとの判断を示したことを受け、トランプ氏側が有罪評決の無効を申し立てたため、9月に延期されていた。

 11月5日の大統領選前に量刑が言い渡された場合、勝敗のカギを握るとされる無党派層の投票行動に影響すると指摘されていた。量刑言い渡しの延期はトランプ氏にとって追い風となる。

 トランプ氏はこの裁判を含めて、計四つの刑事裁判を抱えている。口止め料の不正処理事件を除く三つは、大統領選前に公判が始まらない見通しだ。

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