米大統領選の郵便投票用紙、裁判所が発送延期を命令…撤退表明のケネディ氏が名前の削除求める

ロバート・ケネディ・ジュニア氏の名前が記載されたテスト用の投票用紙（５日、ノースカロライナ州で）＝ロイター

　【ワシントン＝田島大志】米ノースカロライナ州の控訴裁判所は６日、州が同日予定していた米大統領選の郵便投票用紙の発送を延期する命令を出した。撤退を表明した無所属のロバート・ケネディ・ジュニア氏が、投票用紙から自らの名前を削除するため発送の差し止めを求めて提訴しており、控訴裁はケネディ氏の主張を認めた。

　同州は激戦州の一つで、郵便投票が始まる全米初の州となるはずだった。州選管によると、約１３万の投票用紙の請求を受けていた。すでに印刷済みで、米メディアは印刷し直す場合、２週間以上を要する可能性があると伝えている。