台湾の内閣政務顧問に野崎孝男・元練馬区議、日本人の就任は異例…台湾の飲食チェーン経営

野崎孝男さん（２０１２年１１月撮影）

　【台北＝園田将嗣】台湾行政院（内閣）が、台南市在住で市の城市（都市）外交顧問を務める野崎孝男さん（５０）を政務顧問に任命したことがわかった。日本人の政務顧問就任は異例だ。野崎さんは台南市長を務めた 頼清徳 （ライチンドォー）総統と近く、台湾が対日関係を重視する表れとみられる。

　野崎さんによると、任期は８月１日から１年間で、無報酬で政策提言を行う。野崎さんは「未来につなげるために青少年交流を進め、台日関係を発展させたい」と話している。

　野崎氏は東京都出身。練馬区議を経て２００７年に訪台し、台湾大大学院で法律を学んだ。台湾で飲食チェーン店を経営する傍ら、１６年から台南市の外交顧問を務めている。