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街頭演説・地方講演・決起集会・視察…自民党総裁選、立候補予定者のアピール合戦が白熱

読売新聞 / 2024年9月7日 21時47分

自民党総裁選の立候補予定者の演説を聞く人たち(7日午後、東京都中央区で)

 自民党総裁選に立候補を予定する各候補者は7日、告示の12日を控えて街頭演説や会合などで支持を訴えた。視察を通じて政策発信につなげる陣営もあり、27日の投開票に向けてアピール合戦が白熱している。

 「業界団体や既得権益が認める範囲内でしか政策や改革が進められない自民党を変えていく」。小泉進次郎・元環境相(43)は7日、東京・銀座で街頭演説に臨み、白いワイシャツ姿でこう語りかけた。広く国民に主張を届け、党員への浸透につなげる戦略だ。

 地方での支持固めに動いたのは、石破茂・元幹事長(67)と茂木幹事長(68)だ。石破氏は鹿児島市で地方議員らと懇談し、講演を行った。記者団には「地方を一番回ってきたという自負はある」と述べ、地方での党員票獲得に自信をのぞかせた。

 栃木県選出の茂木氏は宇都宮市での総決起大会に出席。福田富一知事や同県選出の国会議員らが駆けつける中、茂木氏は「栃木県初の首相を目指して全力で頑張っていく」と力を込めた。

 一方、小林鷹之・前経済安全保障相(49)は松山市で土砂崩れが起きた現場に足を運び、危機管理の重要性を訴えた。その後の市内での講演では、台湾有事について「色々なシナリオを想定しておくことが重要だ」と訴えた。

 党員には業界団体の関係者も多い。団体からの支持も意識して陣営の視察先も様々だ。

 林官房長官(63)は都内のリハビリ病院を視察し、創薬産業の育成や医薬品の安定供給、薬価制度の見直しなどに取り組む考えを表明した。河野デジタル相(61)は都内の薬局で、マイナンバーカードと健康保険証を一体化させた「マイナ保険証」の利用状況や医薬品不足の現状について説明を受けた。

 出馬表明を10日に予定している加藤勝信・元官房長官(68)は都内で女性ITエンジニアを育成する企業を訪れた。

 また、総裁選出馬を目指す野田聖子・元総務相(64)は地元・岐阜市で記者会見を開いて、立候補への意欲をあらためて示した。推薦人20人の確保については「正直に言うならいま一歩だ」と明かした。

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