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「何が起きるか分からない」追う展開で初の大勢投入、オコエには「一発狙ってこい」…激闘制し我を忘れ飛びはねた阿部監督

読売新聞 / 2024年9月8日 6時0分

9回2死1、2塁、同点適時打を放つ代打・中山

 巨人3―2DeNA(セ・リーグ=7日)――巨人が今季6度目のサヨナラ勝ち。九回、代打・中山の適時打で追いつき、延長十二回、オコエのソロ本塁打で試合を決めた。DeNAは7連勝を逃した。

 延長十二回、二死走者なし。巨人のオコエが放った打球が左中間席で弾むと、阿部監督が勢いよくベンチの前で跳びはねた。「僕も我を忘れて、飛び出してしまいました」。今季最長4時間41分の激闘を最後に制し、珍しく喜びを爆発させた。

 打席へ向かう右打者に、「一発狙ってこい」と伝えていたという。途中出場のオコエは意気に感じた。「強い気持ちで送り出してもらったんで、(次打者の岡本)和真さんにつなぐというよりは、思い切って狙った」。佐々木が投じた初球の直球を振り抜くと、プロ9年目で初のサヨナラ打になった。

 チームは序盤から苦しい展開だった。6連勝中の相手に初回から先取点を奪われ、打線は好機を作りながらあと1本が出ず、残塁は19に上った。六回に丸のソロでようやく追いついたものの、八回に再び勝ち越された。ただ、阿部監督も選手も諦めていなかった。

 1点ビハインドだった九回、阿部監督はナインにメッセージを送った。追う展開でほとんど登板がない守護神の大勢を投入したのだ。意図は、「何が起きるか分からないから」。その裏、代打の中山が二死から起死回生の同点打を放った。土壇場から試合をひっくり返した。

 前日まで1ゲーム差で2位の広島が、先に試合を終えて勝利していた。その中で、白星を落とさなかったことは大きい。「あと20試合、全員で今日のような試合を総力戦でやりたいと思っている」と阿部監督。チーム一丸でものにした1勝に、手応えを口にした。(福井浩介)

巨人・阿部監督「オコエは一番いいところで打ってくれた。(横川が延長の)2回を頑張ってくれたので、この勝ちがある。(九回同点打の中山も)二軍でも頑張ったから、こういう結果になったと思う」

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