1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

高校生レストラン、千葉・野田市役所の救世主に…スイーツ甲子園Vの腕で職員らの空腹満たす

読売新聞 / 2024年9月9日 5時23分

野田市役所のレストラン。現在は閉店している

 千葉県野田市は、閉店中の市役所レストランを来年度中にも再開させることを決めた。調理や接客などは市内の「野田鎌田学園高等専修学校」の生徒たちが担う予定で、全国でも珍しい“高校生レストラン”が誕生する。

 市庁舎8階にあるレストランは、民間事業者が1993年から運営してきた。2016年5月に不採算を理由に閉店。現在は会議室として利用されているが、眺望の良さや職員の福利厚生面から復活を望む声が多く寄せられていた。市が再開を模索する中で、鎌田学園に運営を委託する案が浮上した。

 同学園は「スイーツ甲子園」で優勝するなどの実績を持ち、調理師を目指す生徒たちが和洋中など各国の料理のほか、パンやスイーツの作り方などを学んでいる。

 復活予定のレストランでは、生徒たちが調理や接客だけでなく、収支計画の立案など運営まで行う。同様のケースは北海道などに先進事例があるという。

 市は同学園から収支計画案などの提出を受け、運営の委託で合意。6月の第3回市議会定例会に、 厨房 ちゅうぼう設備の改修工事設計費として約524万円の補正予算案を提出し、可決された。市によると25年度に着工し、同年度中のオープンを目指す。週3日程度のランチ営業になる予定だという。

 鈴木有市長は「学生がやることでインパクトがあるし、若い人の活躍で活気も出る。学園側は、営業というより授業の一環としてとらえており、市としても経営はバックアップしていく」と話している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください