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車いすマラソンで鈴木朋樹「銅」、日本勢16年ぶりメダル…女子の土田和歌子は6位

読売新聞 / 2024年9月8日 17時10分

パリパラリンピックの陸上男子車いすマラソンで銅メダルの鈴木朋樹(左)と銀の金華(8日)=ロイター

 パリパラリンピックは最終日の8日、マラソンが行われ、男子(車いすT54)で鈴木朋樹(30)(トヨタ自動車)が1時間31分23秒で3位になり、銅メダルを獲得した。この種目での日本勢のメダルは、2008年北京大会で、笹原広喜が銀を獲得して以来16年ぶり。北京大会では、より障害が重いT52クラス(今大会は実施されず)でも上与那原寛和が銀、高田稔浩が銅に輝いていた。吉田竜太(42)(SUS)は8位だった。

 序盤から、3連覇となった金メダルのマルセル・フグ(スイス)ら2人に離され3番手で独走となった鈴木。後半になると2位だった金華(中国)との差を詰め、35キロ地点では前へ出て、40キロ地点でもリードしていた。最後は先行を許したものの銅メダルを確保した。レースは、オリンピックとは異なり、激しいアップダウンはない市街地を中心としたコースで行われた。

 鈴木はゴール後、「めちゃくちゃうれしいです。日本語で『最後まであきらめない』と言いながらゴールまで頑張りました」と振り返った。また、歴史的なメダルだと尋ねられると「歴史に両親からもらった名前を刻めたことがうれしい」と話した。

 鈴木は千葉県館山市出身。生後8か月の時に交通事故で両足が不自由になり、物心ついた時から車いす生活となった。本格的に陸上に取り組み始めたのは小学5年。順調に力を伸ばし、前回東京大会に初出場。400メートルユニバーサルリレーでは銅メダルを獲得した。今大会は1500メートルにも出場し、7位だった。

 また女子(車いすT54)では、土田和歌子(49)(ウィルレイズ)が1時間52分39秒で6位だった。

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