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4~6月期実質GDP、1~3月期と比べ0・7%増…年率換算は2・9%増

読売新聞 / 2024年9月9日 8時58分

内閣府

 内閣府が9日発表した2024年4~6月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除いた実質GDP(季節調整値)が1~3月期と比べて0・7%増だった。このペースが1年間続くと仮定した年率換算では2・9%増で、8月時点の速報値(0・8%増、年率換算3・1%増)から下方修正した。

 8月15日の速報値の発表後に公表された法人企業統計など、最新の経済指標を反映させた。この結果、GDPの半分以上を占める個人消費が1・0%増から0・9%増に、企業の設備投資は0・9%増から0・8%増にそれぞれ下方修正された。個人消費は、菓子類や外食が速報値段階の想定より伸びなかった。

 ただ、1~3月期と比べて、落ち込んでいた自動車販売の回復や、猛暑で需要が伸びたエアコン、夏物衣服などが全体を押し上げる構図は変わらず、2四半期ぶりのプラス成長となった。

 家計の実感に近い名目GDPは、1~3月期と比べて1・76%増、年率換算では7・2%増となり、速報値(1・80%増、年率換算7・4%増)から下方修正された。

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