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マラソン銅の鈴木朋樹、接戦でつかんだ自信「もっと上へ」ロス大会に意欲…金はマルセル・フグ3連覇

読売新聞 / 2024年9月9日 12時31分

男子マラソンで銅メダルを獲得した鈴木朋樹(8日)=古厩正樹撮影

 パリパラリンピックは8日にマラソンが行われ、車いすT54の男子で鈴木朋樹(トヨタ自動車)が1時間31分23秒で銅メダルを獲得した。マルセル・フグ(スイス)が3連覇を果たし、吉田竜太(SUS)は8位。視覚障害T12の男子では堀越信司(NTT西日本)が7位、和田伸也(長瀬産業)は9位だった。

「気持ちをすごくすり減らしてやってきた」

 3番手として前をいく2人を追いかける展開が続いた鈴木。30キロを過ぎて中国選手に追いつき、激しい2位争いをしながらシャンゼリゼ通りへ。前に出て 凱旋 がいせん門を回り、力を振り絞ったが、最終盤でかわされ3位でゴールした。

 銀メダルに手が届きかけていただけに、悔しい気持ちもある。それでも、ゴール後は「今まで協力してくれた人たちのいろんな顔が浮かびました」と達成感とともに、支えてくれた人たちへの感謝が素直にわき起こってきた。

 東京大会後は士気を高めるのが難しい時期もあり、「3年しかないという中で、気持ちをすごくすり減らしてやってきた」。苦しい時期を乗り越えてつかんだ車いすマラソンでの初めてのメダルは、30歳にとって、「このメダルという結果で、やっと第一人者だなって思えるようになったかな」という大きなものだ。

 この日のレース直後に、「もっともっと上のメダルを目指したい」と、4年後のロサンゼルス大会への意欲を見せた。「やっぱり日本の男子T54というところをもっともっと上に上げていきたい」。エースとして、すでに覚悟は十分だ。(杉野謙太郎)

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