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草津白根山「湯釜」見学、やっぱり中止…火山活動「高まる可能性」と気象庁が発表

読売新聞 / 2024年9月9日 20時31分

登山道の再開を予定していた湯釜(草津温泉観光協会提供)

 群馬県草津町は9日、今月25日の再開を予定していた草津白根山の火口湖「湯釜」の見学について、今年度は中止すると発表した。火山活動が高まる可能性があると気象庁が発表したためで、黒岩信忠町長は「楽しみにしていた人には申し訳ないが、少しでも不安がある中、客を受け入れることはできなかった。理解をお願いしたい」と語った。

 同庁は9日、毎月発表する草津白根山の「火山活動解説資料」の8月分を公表した。資料によると、同山では5月下旬から火山性地震が増加し、6月頃からは火山ガスに含まれる二酸化炭素と硫化水素の濃度比が変化。湯釜付近の地下で地殻変動が始まっている可能性もあるとし、同庁は「今後火山活動が高まる可能性がある」と指摘した。噴火警戒レベルは、最も低い「1(活火山であることに留意)」のまま変わらない。

 これを受けて、町は9月と10月に計10日間予定していた湯釜の見学を観光客の安全の観点から中止とし、予約していた計400人にメールで伝えた。町総務課によると、9月分の予約は既に埋まり、10月分の予約開始日だった9日も、午前8時半の受け付け開始から10分もたたずに全320人分の枠が埋まったという。草津温泉観光協会の福田俊介事務局長は「安全が第一とのことなので、今後の動向を見ながら来年度以降の実施に期待したい」と話した。

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