メダルランキングは中国ダントツ、２位英国も変わらず…日本の「金」１４個は１０位

華やかな演出で幕を閉じたパリ・パラリンピック閉会式（８日、サンドニで）＝須藤菜々子撮影

　パリ・パラリンピックは８日（日本時間９日未明）、パリ郊外サンドニのフランス競技場で閉会式が行われ、１２日間の日程を終了した。パリ五輪に続き、「障害者スポーツの祭典」も幕を閉じ、次回２０２８年大会が開催される米ロサンゼルスにパラリンピック旗が引き継がれた。

　メダル獲得の総数と金メダルの数で、１位・中国、２位・英国という構図は、２０１６年リオデジャネイロ大会から３大会連続で同じだった。中国は総数で２２０、金は９４と、ともに２位の英国の２倍近くを集めた。米国は前回東京大会に続き、総数と金メダル数でともに３位となった。

　日本の金メダル１４個は１０位の数字で、やはり金１７個で１０位になった０４年アテネ大会と並ぶ意地を見せた。

　約２年半、ロシアの侵略を受けているウクライナは、総数で５位、金メダル数は７位と健闘した。開催国フランスも金の数は８位、総数は６位と、ともに前回から躍進した。

　効率の良さが光ったのは、オランダ。メダルの総数は９位だったが、金メダル数は４位と勝負強かった。

　リオ大会開催を経験しているブラジルは、メダル総数で４位、金メダル数は５位と実力を発揮した。イタリアは金メダル数で６位、総数は７位だった。