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札幌の人気サンドイッチ店「サンドリア」、自販機販売が快走…1台で連日1000個

読売新聞 / 2024年9月10日 5時30分

限定商品もある増設された2台目の自販機(JR札幌駅東コンコースで)

 札幌市のJR札幌駅構内に昨春から登場した、市内の専門店「サンドイッチ工房サンドリア」の自動販売機が好評だ。1台目は連日約1000個、購入者の要望を受け今年7月に増設された2台目も同じく約650個をともに完売する盛況ぶり。増設は従業員の働き方改革につながっている側面もある。(五十川由夏)

SNSで話題

 サンドリアは1978年創業。具材の種類が豊富でボリュームのあるサンドイッチを200~400円台(税込み)の価格帯で販売しておりファンは多い。中央区の本店は24時間営業で、北区にも店舗がある。

 店としても初の試みとなった自販機の1台目は昨年3月、駅の西コンコースに設置された。全国的にも珍しいサンドイッチの自販機を人気店が出したことから、すぐにSNSなどで話題に。現在も1日5回、商品を補充している。

 この盛況ぶりもあり2台目は7月17日、駅の東コンコースに設置された。初日の列には、家族で沖縄県から観光に訪れたという女性(24)も並び「こんなに人気があるなんてびっくり。食べるのが楽しみ」と話した。

 どちらも常時20種類ほどを販売しているが、2台目は「ジンギスカン」「きたあかりコロッケ」など、1台目にも、店舗にもない限定商品をそろえている。

働き方改革にも

 増設に合わせて店は本店そばに、別棟で専用の調理場「セントラルキッチン」を開設した。現在は5人のスタッフが交代で午前6時~午後2時、2台目用に約500個を製造。残りは北区の店舗で作り運んでいる。

 5人の中には、本店の深夜勤務が難しく一度は退職したが、今回のセントラルキッチンの開設に合わせて復職した女性従業員(46)もおり「体に負担がかからない働き方ができるのでよかった」と話す。

 店によると、天候や曜日により忙しさの波がある店舗とは異なり、自販機はあらかじめ作る個数が決まっているため従業員の負担を軽減できるという。

 店を運営する「サンドリア札幌」の津田哲平社長は自販機の増設について、「お客様に喜んでもらえるだけでなく、従業員の働きやすさにもつながる。働きたい人たちが納得いくまで働ける環境を作りたい」と語った。

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