カヌー瀬立モニカ、３度目出場で最高６位…「パラリンピックって輝かしい場所」

カヌー女子スプリント・カヤックシングルで６位の瀬立モニカ選手（８日、パリ郊外）＝時事

　８日に行われたパリパラリンピックのカヌー・スプリント女子カヤックシングル（運動機能障害ＫＬ１）決勝で 瀬立 （せりゅう）モニカ（江東区協会）が５８秒７３をマークして６位。女子カヤックシングル（運動機能障害ＫＬ２）の宮嶋志帆（神奈川県協会）は１０位だった。

　２６歳の瀬立が３度目の出場で過去最高の６位に入った。「実力が 拮抗 （きっこう）していて、少しでもミスをしたらいけない」と、気合を入れた準決勝を納得のレースで通過。決勝も会心のスタートで、序盤は強豪選手と競い合った。左手の痛みを乗り越え、８位のリオデジャネイロ大会、７位の東京大会よりも順位は上がった。「パラリンピックってこんなにも輝かしい場所なんだなと改めて感じる」。薄日の差した会場で、充実の表情を浮かべた。