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生成AI利用可能なiPhone16発表、価格は「15」から据え置き12万4800円から

読売新聞 / 2024年9月10日 4時4分

アイフォーンの最新「16」シリーズ(アップル提供)

 【シリコンバレー=小林泰裕】米IT大手アップルは9日、カリフォルニア州の本社で新商品発表会を開催し、生成AI(人工知能)機能が利用可能となる新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン) 16」の4機種を発表した。13日から予約を受け付け、20日から発売する。日本での税込み価格は12万4800円からで、昨年9月発表の「15」から価格を据え置いた。

 「16」では独自開発の生成AI機能「アップル・インテリジェンス」が利用できる。電子メールを自動で要約し、返信内容を作成したり、写真の背景に写り込んだ物の削除や通話内容を書き起こして要約することなどもできる。米オープンAIの対話型AIサービス「チャットGPT」とも連携する。

 最先端の半導体を搭載し、生成AIのデータ処理を向上させたほか、カメラの性能も改善した。スマホの側面に新たにボタンを設け、カメラを直接操作することもできる。

 ただ、米メディアによれば、生成AI機能の多くは発売直後には利用できず、順次機能を拡充していく方針とみられる。10月から英語に対応し、日本語では来年以降、生成AI機能が利用可能となる見通しだ。

 スマホへの生成AI機能の搭載はグーグルの「ピクセル」などが先行している。アイフォーンの2024年1~3月期の出荷台数は前年同期比10%減と低迷した。新型アイフォーンで巻き返しを図る。

 アップルのウェブサイトによれば、日本での税込み価格は「16」が12万4800円~、「16 Plus」が13万9800円~、「16 Pro」が15万9800円~、「16 Pro Max」が18万9800円~。昨年9月発表の「15」から据え置いた。

 アイフォーンの価格は円安や世界的なインフレ(物価上昇)などを反映して上昇傾向にあったが、価格高騰による買い控えなどを懸念したとみられる。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は9日、新型アイフォーンやAI機能について「人々の生活を大きく変える革新的な技術となるだろう」と話した。

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