キャサリン英皇太子妃「どれほど安堵したことか」…ビデオメッセージでがんの化学療法を終えたと明らかに

キャサリン皇太子妃が公開したビデオメッセージのスクリーンショット＝ロイター

　【ロンドン＝蒔田一彦】英国のキャサリン皇太子妃（４２）は９日、Ｘ（旧ツイッター）でビデオメッセージを公開し、がんの化学療法を終えたと明らかにした。全快にはまだ時間がかかるとしつつ、公の場に出る機会を増やしていくことに意欲を示した。

　ウィリアム皇太子（４２）や３人の子どもたちと散策する映像などが流れる中、キャサリン妃はビデオメッセージで「ようやく化学療法を終え、どれほど 安堵 （あんど）したことか言葉では言い表せない」と思いを語った。「がんのない状態を保つためにできることをすることに今は集中している。完全に回復するまでの道のりは長い」と続けた。英ＢＢＣによると、メッセージは８月に撮影された。

　キャサリン妃は１月に腹部の手術を受け、３月にがんを公表した。６月に手術後初めて王室の公式行事に参加したが、その後も公務の再開は一部にとどめている。