大谷翔平と山本由伸、カブス今永昇太と再会し３分ほど談笑…山本と今永は１０日に投げ合う予定

試合前に談笑する（右から）今永、大谷、山本＝片岡航希撮影

　【ロサンゼルス＝帯津智昭】米大リーグで９日（日本時間１０日）のドジャース―カブス戦前に、ドジャースの大谷翔平と山本由伸がカブスの今永昇太とグラウンドで再会し、３分ほど談笑した。練習を終えた大谷と山本が左翼側から右翼にいた今永の元に歩み寄り、お互いに帽子を取って握手を交わした。

　昨年３月のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）では、日本代表「侍ジャパン」の一員としてともに戦い、日本の世界一に貢献した３人。この日、３人が一緒にいたのは短い時間だったが、笑顔が絶えなかった。

　１０日（日本時間１１日）の試合では、右肩 腱板 （けんばん）の損傷から山本が約２か月半ぶりに復帰し、前回登板で７回無安打無失点の好投で１２勝目を挙げた今永と先発で投げ合う予定。この日はブルペンに入り、１１球を投げ込んだ山本は日本人投手による投げ合いについて、「メジャーの同じ試合に登板できるのはうれしく思うし、しっかり自分の投球ができるようにしたい」と語った。今永は強めのキャッチボールで調整し、「日本ではなく、この場所で投げ合うということにすごい意味がある」と意気込んだ。