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富田林の2歳女児熱中症死、祖母と同居の男の控訴棄却…保護責任者だったと認定

読売新聞 / 2024年9月10日 12時26分

大阪高裁

 大阪府富田林市で2022年、2歳女児が自宅のベビーサークル内に監禁されて熱中症で死亡した事件で、同居する女児の祖母とともに保護責任者遺棄致死と逮捕監禁の両罪に問われた無職桃田貴徳被告(53)の控訴審判決が10日、大阪高裁であった。石川恭司裁判長は、懲役6年(求刑・懲役7年)とした1審・大阪地裁堺支部の裁判員裁判判決を支持し、無罪を訴えた被告側の控訴を棄却した。

 判決によると、桃田被告は内縁関係の小野真由美受刑者(48)(懲役9年が確定)と共謀し、22年6月24~27日、真由美受刑者の孫である小野 優陽 ゆうはちゃんを、四方を板張りにして蓋をつけたベビーサークル内に監禁。27日夜からは両手足を粘着テープで縛って十分な水や食事を与えず、29日に死亡させた。27日から桃田被告と真由美受刑者は外泊し、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を訪れていた。

 控訴審で弁護側は、桃田被告が事件直前に真由美受刑者と内縁関係を解消し、「優陽ちゃんの保護責任を負う立場ではなかった」と主張した。これに対し、石川裁判長は、1審判決と同様、真由美受刑者と外泊していた状況などから内縁関係があったとし、桃田被告を保護責任者だったと認定。「日常的な虐待の末の犯行とした1審判決に不合理な点はない」と述べた。

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