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金正恩氏「私たちは責任ある核保有国」「重大な脅威が我々に迫っている」…建国76年で演説

読売新聞 / 2024年9月10日 17時8分

北朝鮮の国旗

 【ソウル=小池和樹】北朝鮮の 金正恩 キムジョンウン朝鮮労働党総書記は9日、建国76年に合わせた演説を首都 平壌 ピョンヤンで行い、核開発を継続する方針を示した。「私たちは責任ある核保有国だ。核戦力を絶えず強化する」と述べ、核兵器を「幾何級数的」に増やす政策を実行していると語った。朝鮮中央通信が10日、伝えた。

 正恩氏は党幹部らを前に行った演説で、日米韓が安全保障分野での協力を強化していることに、「重大な脅威が我々に迫っている。強力な軍事力の保有は義務であり、生存の権利だ」として核・ミサイル開発を正当化した。さらに「核武力を任意のタイミングで正確に使える態勢の徹底的な完備が必要だ」とも述べ、核兵器の先制使用を示唆して米国などをけん制した。

 演説では今年を振り返りながら「国防研究と生産において重要な成果を獲得した。軍事力を驚異的に拡充した」と主張した。北朝鮮は今年、ソウルなど韓国の首都圏を射程に収めるとされる240ミリ口径の多連装ロケット砲の発射実験を繰り返しており、こうした兵器開発が順調に進んでいることをアピールしたとみられる。

 正恩氏は7月に発生した北西部の洪水被害にも触れ、「甚大な被害が発生し、国家的事業に支障が出た」と認める一方、再発防止のため「不可逆的な対策」を講じたと言及した。自らの指導力を誇示する狙いがあるとみられる。

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