新型iPhone、独自の生成AI搭載で復権なるか…アンドロイドより「機能見劣り」の声も
読売新聞 / 2024年9月11日 8時57分
米IT大手アップルは9日、新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン) 16」の4機種を発表した。全機種に独自の生成AI(人工知能)機能「アップルインテリジェンス」を搭載。遅れが指摘されるAI機能で、反転攻勢を狙うが、他社を上回る目新しい機能が乏しいとの見方もある。(村瀬駿太郎、シリコンバレー 小林泰裕)
カリフォルニア州の本社で開かれた発表会で、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、「生成AI機能を提供するために一から作り上げられたアイフォーンだ」と強調した。
「16」は13日に予約受け付けを開始し、20日に発売する。生成AI機能は10月から、基本ソフトウェア(OS)を最新のものに更新すれば、無料で利用できる。「16」の全機種と昨年発売した「15」の上位2機種が対象だ。電子メールを自動で要約してくれ、米オープンAIの対話型AIサービス「チャットGPT」とも連携する。まずは英語に対応し、順次機能や対象言語を拡充させる。日本語版は来年以降になる見通しだ。
AI機能のうち、チャットGPTとの連携など一部は当初利用できない。欧州や中国では、規制の影響で提供が遅れる可能性もある。
アイフォーンは、中韓勢との競争にさらされている。2024年1~3月期の出荷台数が前年同期比10%の大幅減だった。4~6月期は2%増だったが、低迷の理由の一つとされるのが新機能搭載の遅さだ。米グーグルのOS「アンドロイド」を使うスマホでは、多くのメーカーが新機能を競うのに対し、アイフォーンはアップル1社で開発しているため、負担が大きいとされる。調査会社IDCは「AI機能で、グーグルや韓国サムスン電子より優れている部分は少ない」と指摘する。
アップルは今回、日米ともに「15」発売時の価格に据え置いた。買い控えを防ぐ狙いがありそうだ。
スマホ業界に詳しいMM総研の横田英明副所長は「AI対応で後手に回っている印象を
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ボーイング16年ぶりにスト突入、賃上げ合意できず…前回は50日間・経営にさらなる打撃か
読売新聞 / 2024年9月13日 21時51分
-
2森田剛「グルメ番組で食べず炎上」への強烈な違和感 演者以上に、放送した番組サイドに募る"懸念"
東洋経済オンライン / 2024年9月12日 20時20分
-
3太陽光パネルの再利用を義務化へ 政府、30年代の大量廃棄に備え
共同通信 / 2024年9月13日 18時31分
-
4「悪しき"昭和の組織文化"」は"職場を殺す"大問題 「古い価値観」を引きずったままの経営陣では…
東洋経済オンライン / 2024年9月13日 9時0分
-
5低価格だけじゃない! 現役主婦が「また買いたい」トップバリュ商品
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年9月12日 20時56分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください